おっさんです、こんばんわ。
前回の続きです。
いまだに置屋に行っていないわけとは・・・・
それはなんと!実はタイの終盤あたりから指が痛い。中指が痛い。
中指のささくれを引っ張ったら血が出て、菌が入ったようで化膿しているのです。
そして化膿した部分がどんどん大きくなっている。
すでに中指がぱんぱんで化膿を触ると中の液体がぬるっと指の中で動く。
これはやばい。
このまま旅をつづけるのは危険だ。
この指でお○んこに指入れは非常に危険な気がする。っていうかできないでしょう。
こんな状態で置屋に行くのは危険すぎるのだ。そいうわけでまだ置屋に行ってないのです。
これはイカンということで病院で治療しようと考えた。
しかし、海外で病院へいくといってもここはカンボジア。
医療水準が極端に低いことで有名な国だ。大丈夫だろうか?
不安を抱えながら、大通りにあった中華系の病院に行くことにした。
薄暗い病院だ。中をのぞいてみるとやっているのかもよくわからない。
意を決して入ると人のいる気配がわずかにある。ハロー!エクスキューズミー!
中から人が出てきた。白衣を着たおっさんと、その子供であろう寝間着を来た18歳くらいの女の子がこちらを不審そうに見ている。
おっさんは必至で英語とカンボジア指さし会話帳で怪我を治療してくれと頼んだ。
すると、おっさんの方は医務室へ引っ込み準備をし始め、寝間着の女の子が流暢な英語で対応してくれた。
無事治療してくれるようで、中の医務室へ入ると寝間着の女の子があれこれと指示を出している。
この娘さんはナースなんだな。若いのにすげえなと思っていると、女の子が医者だった!
おっさああああああんん、あんた威厳ありそうな格好してて使用人かああああい!?
と突っ込んでしまうほどに驚いた。女の子はスティッチの寝間着ですし、靴はピンクのクッションスリッパですからね。完全に子供だと思ったわけです。
なんでそんな格好してたのと聞くと、忙しくてこの時間まで寝てたということですが、どう見ても忙しそうに見えないぞ。
まあいい。そんなことは。とりあえず化膿を治してくれるのかドキドキしながら見ていると
使用人のおっさんと女医者は俺の指を見て、難しい顔をしている。そして女医者は使用人のおっさんと周りのナースと相談しているのだ。
あのさーやめてくれる。ただの化膿だぜ。相談するなよ。しかも医者がナースや使用人と相談ってどういうことだよ。
怖いなあと思っていると、医者の予想外の診断を言い放った。
医者「指を切り落とします」
な・ん・で・や・ね・ん
ふざけんなあああああああああああ
だたの化膿だっていってんだろうがああああああと、ここは流石に怒りました。
怒りと恐怖に打ち震え「この怪我はとても単純だ」
と答えると、また悩みだし相談している。
おいおい、化膿で指切りおとされたらたまったもんじゃないぞ。
そしてまた次の診断は
医者「爪を剥いで、膿を出します。」
おっさん「やめ、やめて、お願いしましゅ。もういいです帰ります。」
医者「まってまって」
おっさん「いやじゃいやじゃ。とっても簡単な怪我だ。日本なら10分で治療がすむぞ」
医者「わかったわかった。仕方ない。これはとっておきだが・・・」
おっさん「ほっ・・・」
医者「細菌を殺すクリームを塗ってあげる、そしてガーゼで包みましょう」
おっさん「それそれ!それをまってたのよ、なんでそれが最初に出ないのよおおん」
やっと希望する治療になった。化膿ごとき抗生物質とかクリームとかで処理してくださいよって思っていたわけですが、そこまで行き着くのに時間がかかった。いやーカンボジア怖いわ。
医者「ではクリームをぬります。そして点滴をします。今日から4日間毎日2回来てください。点滴を一回につき90分やってもらいます。」
おっさん「本当ですか?点滴やりすぎじゃない?クリームだけでいいでしょ。」
医者「完璧に治すには4日間やる必要があります。それがベターです。」
必要があるのか、ベターなのかどっちなんだこりゃああと思っていると、治療が終わりました。(クリーム塗るだけの簡単なお仕事です)
そして点滴の時間になりました。90分もやるのかああああ、なげーよ
しぶしぶ点滴を受けて、困ったなあ。毎日何時間も病院に取られるのか、時間もだけどお金もあまり持ってきていないから嫌だなと思い、医者に治療費を聞いてみた。
おっさん「そういえば、治療費はいくらですか?」
医者「4日間で1500よ。」
おっさん「1500リエル?(カンボジアの通貨)やっすうう」
医者「NO!NO! 1500ドルよ」
おっさん「はああああああああああああああああああああああ!??!???」
まてえええええいいい、なんでクリームぬって点滴しただけで1500ドルなんだよ。
2011年のレートで120000円くらいするぞ。
外人だからってボルのもいい加減にせーーーや
おっさん「エクスペンシブ、エクスペンシブウウウ!!」
医者「わかってるわ、でも本当にこの値段なの。カンボジアでは」
馬鹿な。んなことあるめええ!!ココはカンボジアで治療費が高いとは聞いてたけどまさか!
しかし、医者の目を見ると嘘をついているような顔をしていません。これは本気だ。嘘じゃないんだ。
とりあえず財布を見ると300ドル入っていました。今日の分は払えそうです。
医者が「あなたは日本人だから海外保険とかクレジットの保険があるんじゃないの?」と、言ってきたので思い出しました。そうだ、おっさんのカードには海外保険がついているんだった。
これで一安心です。キャッシュレスでいけるタイプではありませんが、あとでお金は返ってくることが分かったので、300ドルを支払いとりあえず初日の治療は終えました。
次の日には腫れが引いていたので、二度と行きませんでした。
あーあぶなかった。
なおクレジットカード付随の旅行保険についての便利情報
おっさんのカードは三井住友海上の保険が使えるのですが、保険が適用される条件は以下のようになっています。
※日本を出国する以前に使用した公共交通機関または募集型企画旅行の料金を楽天カードで支払った場合(補償期間/日本を出発してから3ヶ月後の午後12時までの旅行期間)が海外旅行傷害保険対象となります。
※楽天プレミアムカード・楽天ブラックカードは、上記料金のお支払いに関係なく海外旅行傷害保険の適用対象となります。
条件にある募集型企画旅行とは、”旅行会社が旅行者の募集のためにあらかじめ、旅行の目的地及び日程、旅行者が提供を受けることができる運送又は宿泊のサービス内容並びに旅行者が旅行会社に支払うべき旅行代金の額を定めた旅行に関する計画を作成し、これにより実施する旅行をいいます。詳しくは旅行代理店にご確認下さい。(引受保険会社:三井住友海上火災保険株式会社)
となっており、いわゆるパッケージツアーのことを指します。カンボジアツアー5日間の旅「アンコールワットで日の出をみよう」とかそういう感じのです。
おっさんの旅行形態は、「自分で旅行プランを考えてネットで航空券を買った」ので「手配旅行」に分類される旅行形態でした。募集されたものに応募したわけではなく、適用範囲外がと思ったのですが実際は適用されました。というより、保険会社が細かいことを見ていないような気がします。
また保険の申請も適当で大丈夫でした。帰国してから半年以上たって思い出したように申請しました。しかも旅行中に銀行口座の金が少なくなっているのに気付かずカード決済ができなかったため、クレジットカードを強制解約されるという状態でありながらも、保険が適用されました。病院に行った時期にカードを解約しているわけではないからです。治療を受けた時期に保険が適用される権利者であったことが重要なのでしょう。申請時にカードを保有している保険適用される権利者である必要はないということですね。帰国して半年後に申請したので、ドルのレートが80円から82円とかになっていて逆に儲かるという現象も起きました。
また旅行中に病院へ行くための交通費も保険の対象なのですが、トゥクトゥクにのって往復5ドルとかだったのですが、領収書なんて発行されないので交通費は適当に20ドルと書いたらそのまま保険がおりました。交通費は領収書がいらないので正直100ドルでも出るでしょうね。また治療が小額であれば領収書はいらないので、病院にいってもいないのに申請することも可能なんだそうです。そこまでする人はそうはいないと思いますが。
今回の経験で、海外旅行保険というのは便利なものだなと思いました。空港で何万円もかけて保険に入る人がいますが、正直よほどのことがない限りカード保険で十分だと思います。
コメント
色々な詳しい情報が載ってますねー♪今後も楽しみにしています!
コメント有難うございます。
今後も世界の風俗を載せていきます。
どうぞよろしくお願いします。
このブログ面白いですね。
お相手の娘がとてもリアルがあって
興奮します。私はもう50過ぎている、ほんとの
おっさんですが羨ましいと思います。
これからも期待しますね。
ありがとうございます。おっさんのブログを通して旅をしている「リアル」を感じていただけたら
こちらとしても、光栄です。コメント有難うございました。
たぶん指を切り落とすのでは無く、指の化膿した部分を切開しますという意味で言ったんだろうね。ところでおっさんのカードの保険はゆるいですね。私の加入している保険は交通費も含めて必ず領収書が必要で、治療費が10万円を超える時は審査が厳しくなります。
だといいですね。怖すぎますもの。
カンボジアだけにありそうで怖いですw
当時のクレカは楽天カードでした。今も変わっていないはずです。
なんかプノンペンで医者にかかった事思いだしました。
2回ほどかかりましたけど両方ともキャッシュレスで対応してもらいました。
インターナショナルSOS病院?だったかな。
日本語も対応していて楽ちんでした。
1回は下痢で2日の通院投薬で確か200ドルくらい。
もう1回は車のドアに指を詰めて爪の部分に内出血で、
爪をコテで焼き切って血を出す簡単な手術と、
4日間の通院での消毒とガーゼの取り換えでした。
それでトータル1000ドルくらい。
フランス人医師と在日韓国人の看護婦による日本語対応&簡単な手術&4日間の通院で1000ドルだから、塗り薬&点滴で1500ドルはちょっと高いかもしれませんね。
そうですね。ちょっと高いみたいですね。
私も旅行保険で全額帰ってきたので問題ありませんが
カンボジアの医療費はおかしいですね。
これではカンボジアはあまり伸びないような気がします。
個人的にこの記事が最強ですね・・・
何がって 此処のやりとりが東南アジアそのものって 気がしますよ^^
その場に居ない私ですが 下記みたいな推察をしてしまいました。
>>寝間着の女の子
医師免許を持たない以前大病院で働いたことがある元看護士で故郷に帰り父親の金で開業。
でも地元民には相手にされず一元な外国人が主な患者様
>>女医者は使用人のおっさんと周りのナースと相談
おっさんは治療費を支払える? かの値踏み
>>切断手術⇒爪剥ぎ⇒殺菌クリーム塗り
おっさんが抵抗したので仕方なく単価が安い処置になったのでしよう
手術ってだけで単価が上がりますからねw
>>なんでクリームぬって点滴しただけで1500ドルなんだよ。
点滴が唯のブドウ糖ではなく殺菌効果のあるものを使うということでしょう、この点滴代が日本に比べて高いのだと思います、名目上は。でも実際はどんなものを使っているか分かりませんけどw
最後にカード保険を余り過信しない方がイィですよ^^
この日のおっさんみたいに 困った時にも安心♪ 程度に留めて置かないと依存し過ぎると悲惨な例も聞きますので
医師免許を持っていない子だとしたら「怖すぎ」ですねw
カンボジアだけにありそうで怖いですが。
本当にカンボジアは未開なので何があってもおかしくはないですが・・・。
もう二度とカンボジアの病院には行かないです。頑張ってバンコクの病院まで行くことにします。